カメラと僕と

カメラと写真について綴っていければ。

α7IIIのレビュー

 こんにちは。

 日曜日にα7IIIを購入してから数日使用した現時点での感想です。

 

 まず前提として、直前の僕の機材はこんな感じ。

 メインのカメラはオリンパスのE-M1。MkIIじゃない方の。

 マイクロフォーサーズの1600万画素機です。一昔前のオリンパスのフラッグシップ機ですが、性能的にはE-M10MkIIあたりの最近のエントリー機とあまり変わらないと思います。

 

 レンズは広角はM.ZUIKO DIGITAL ED 12- 40mm F2.8 PROを。

 このレンズは評判通りとても良いもので、とんでもない解像感と、ライカ版換算24mmから80mmという使い勝手の良い焦点距離で、日中のお出かけならばコレがあればなんとかなりそうな安心感のあるレンズです。

 望遠もオリンパスで揃えてM.ZUIKO DIGITAL ED 40- 150mm F2.8 PROを としたかったのですが予算的に厳しく、安価で写りの良いものを探し、LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0- 5.6 ASPH. / POWER O.I.Sを購入。

 明るくないレンズなので日中でなければ厳しいもののとてもコンパクトで、またインナーフォーカス、インナーズームのため使用中に長さが変わらない点も気に入っています。

 そもそも僕が日頃どんな写真撮ってるかというと、ストリートスナップ中心です。上記ズームレンズよりも単焦点レンズを付けて歩く場合が多いです。特に最近気に入っているのがLUMIX G 42.5 mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.です。ライカ版換算85mm の中望遠レンズで、F1.7は明るく使いやすいですが、ボケの大きさに関しては、MTFはフルフレームの2段落ちになるので大体F3.5ぐらいと、ポートレート的には物足りない感じですが、ストリート的には「いい感じ」に写る素敵レンズです。(安い割に)

 M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8はフルフレームで50mm相当の所謂標準レンズ。昔の僕は広角厨だったので50mmなんて画角が狭すぎて使いづらいと思っていましたが、最近は前述の42.5mmを気に入って使っていたため、この50mmでも広すぎて使いづらいとか感じていました。

 これらの他に、ライカMマウントとニコンのレンズをマウントアダプター を介して使っていました。f:id:Shinya_Hirata:20180418145805j:image

 マウントアダプター で使っていたレンズは主に、

・SUMMICRON-M 50mm F2

・SUMMICRON-M 90mm F2

・Voigtlander Classic Nokton 40mm F1.4 MC

・AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED

・Ai Nikkor 35mm F2.0

・50mm F1.4 EX DG HSM

 手ぶれ補正の設定で焦点距離を選択する必要があるため、ズームレンズは使いづらく、望遠端固定で使う事が多い80-200mmなどを除き単焦点レンズを使っていました。上記以外にもトキナーAT-X M35 PRO DX 35mm F2.8というマクロレンズも、とてもシャープなレンズでした。

 マウントアダプター で使っていたレンズは、α7IIIで使う場合は当然書いてある通りの焦点距離で使用できますので、これからも活躍してくれると思います。

 

さて、表題のα7IIIのレビューです。

 

・画素数

→今回のα7III購入にあたり、ギリギリまで悩んだ比較対象はα7RIIでした。α7RIIIが発売された事により価格がぐっとこなれて、新品のα7IIIとほぼ似た感じのお値段になってました。連写や操作性と高画素とを比較して、最終的にα7IIIを選びました。確かに4200万画素あれば、構図を整えるためにトリミングしてもそこらのカメラよりも潤沢な画素数を維持できます。実際にα7IIIで撮影した写真をトリミングしてみましたが、大体2000万画素ぐらいは確保できたので、それなりにOKというか、E-M1で撮影してノートリミングで書き出すよりも高画素なので、全く問題ないと言えます。

・AFの性能は噂通りかなり良い

→これまでの機材では、結局のところカメラに丸任せってわけにはいかないなという感じでしたが、このカメラは結構カメラ任せでいけちゃう。ノーファインダーでなんとなくシャッター切ってもバッチリ人物にピントが合っている なんて事が多々あって、これまでの苦労が馬鹿馬鹿しく思えるぐらい。こんなに楽をしてしまうといけないんじゃないかって気になってきます。

・ファインダー

→ファインダーや背面液晶がα7RIIIと比べてチープであるという話だったが、E-M1と比べると全然サイコーです。距離やシチュエーションにもよるが拡大しなくてもフォーカシングできるレベルだと思う。

・カスタム設定が奥深い

→ボタンやダイヤル類が多いので割り振れる先が多いし、各項目細かく設定できるため、かなり自分好みに調整できそう。

・埃怖い

→早速、撮った写真に埃が写り込む状態を体験できました。埃だけではなく、剥き身の巨大センサーは、レンズ交換の際に何かをぶつけてしまわないかと、常に緊張感が伴う。

・RAWファイルをいじる気になれる

ソニーのRAWはアマゾンプライムフォト経由でiPadに持って行き、LightroomCCで弄れる。そもそもどちらかというと、オリンパスのRAWファイルを同様に扱えなかったのがなぜなのか知りたい。

・サイレントシャッター

→これはE-M1にもあったが、ローリング現象が酷いため緊急時以外使っていなかったが、それはα7IIIでも変わらなさそう。α9ではローリング現象を抑えているそうだが一度使ってみたいものだ。

 

まずはこんなところです。もう少し使って、改めてレビューできればと思っています。

 

では。