カメラと僕と

カメラと写真について綴っていければ。

α7IIIで使うヘリコイド付きマウントアダプターを選んだ

 こんにちは

 前々から購入を考えていたMマウントレンズ用ヘリコイド付きマウントアダプターですが、いくつかの商品の中から迷いに迷って選出して購入に至りました。

 まず、候補としてあげていたのはこの3点でした。

・VoightLander VM-E Close Focus Adapter
 こちらは安心のコシナ製のアダプターです。フォクトレンダーのブランドを冠しているもので、半ば「純正」と呼んでもよいものではないでしょうか。写真で見ただけでもそのモノとしての出来の良さが伝わってきます。しかし値段が高い・・・(^^;)

・Commlite レンズマウントアダプター CM-LM-E
 このCommliteは、K&Fと並び最近よく目にするブランドだと思います。こちらはニコンレンズをαで使う電子接点付きアダプターも販売していますので、αユーザーの方は注目される事も多いかと思われます。外観は武骨な感じで、ヘリコイドの回転をロックするためのツマミがついています。真鍮っぽい色のこのツマミのおかげでレトロ感のあるデザインに見えます。1万円ちょいと比較的リーズナブルな値段設定。

・SHOTEN ライカMマウントレンズ - ソニーNEX/α.EマウントアダプターLM-SE M
 こちらはマウントアダプターの販売で有名な焦点工房さんの自社ブランド製品です。スタンダード版とこちらの高級版の2種類あって、ヘリコイドの繰り出し幅が異なる様です。スタンダードが5mmで高級版は6mm。

 選出のポイントは3つ
 ・作りの良さ
 ・ヘリコイドの繰り出し量
 ・値段

 作りの良さはダントツでフォクトレンダーだと思います。実際に手に取って見てはいませんがローレットの滑らかさについても評判は上々です。リング操作の滑らかさについては焦点工房もこだわっている点のようです。
 繰り出し量については焦点工房が6mmを謳っており、一見飛びぬけているように見えますが、よくよく情報を漁るとCommliteも6mm繰り出すようです。せっかく近接撮影ができるようになるのしたら、少しでも寄れる方がいいですよね。
 そして値段。3万円コース、2万円コース、1万円コース と、見事に3段階に分かれた価格帯。格差社会の縮図の様です。そして僕が取った選択はもちろん安さ優先で1万円コースのCommliteでした。
 なぜかというと、ヘリコイドも悲願ではありましたが、さらにその先にはAF対応のアダプターが待ち構えています!

・TECHART(テックアート) LM-EA7

 こちらは価格43000円ほどとさらにお高い。しかもレビューは絶賛と酷評の両極端に分かれていたり、潤沢な予算のある方は「ちょっと遊んでみよう」といった具合に購入できるかもしれませんが、僕の懐具合では慎重にならざるを得ません・・・(^^;)
 AF動作するマウントアダプターはニコンレンズ用のものも検討したいので、悩みは尽きません。

 そんな事で、まずは安価なヘリコイド付きMマウント用マウントアダプターを購入しました。


 Summaron 35mm f3.5

 念願が叶って、寄れないレンズであるズマロンサンハンも使い勝手が向上しました!

 使い勝手は、今のところ良い感じです。ヘリコイドをロックするツマミについては、当初、固定しているねじが緩んでいて意味を成していませんでしたが、ドライバーで締めてやったら問題なくなりました。しかし、このロック機構はあまり必用がないように感じています。ヘリコイドを操作する際に指をひっかけるのにはちょうど良いです。

 リングの滑らかさなどは値段なりだろうと覚悟していましたがそれほどダメではなく、微妙なピントコントロールもこなせます。
 気になるのは、カメラのマウントに付けはずしする際に少々固い点です。短いレンズを使っている時に、アダプターごと取り外そうとすると少し大変な場合がありました。これは個体差かもしれません。

 しばらくは小ぶりなMマウントレンズを付けて、気軽にスナップして楽しもうと思います(^^)