iPhone12ProMAXにはレンズを保護するケースがあると便利
こんにちは。
カメラ性能がシリーズ最高と言われるiPhone12ProMAXに機種変しました。携帯電話というよりも、新たに購入したコンパクトデジカメとしての使用感を書きたいと思います。
iPhone12ProMAXには4つのカメラが搭載されています。各カメラの仕様について、Appleの公式サイトでは以下の様に記載されています。
Pro 12MPカメラシステム:超広角、広角、望遠カメラ
超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角
広角:ƒ/1.6絞り値
望遠:ƒ/2.2絞り値
2.5倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、5倍の光学ズームレンジ(iPhone 12 Pro Max)
最大12倍のデジタルズーム(iPhone 12 Pro Max)
TrueDepthカメラ(前面カメラの事)
12MPカメラ
ƒ/2.2絞り値
・・・と、わざとわかりづらく記載しているのではないかと思える様な、一般的なカメラの仕様と異なる文法で記載されています。前面カメラに関しては焦点距離さえ記載されていません。
少し調べたり、Exifデータを確認して一般的な表記に置き換えてみました。
■リアカメラ
超広角カメラ:35mm換算14mm ƒ/2.4 12.2MegaPixels 5枚構成
広角カメラ:35mm換算26mm ƒ/1.6 12.2MegaPixels 7枚構成 センサーシフトOIS
望遠カメラ:35mm換算64mm ƒ/2.2 12.2MegaPixels 6枚構成 OIS
■フロントカメラ
TrueDepthカメラ:35mm換算23mm f/2.2 12.2MegaPixels
若干数値にブレがあるが、小数点以下を切り捨てるとか四捨五入とか、そういった誤差かと思われます。
(カメラとしては)コンパクトなボディで撮影から現像、クラウドへのアップロードやSNSへの投稿まで全てを単体で行えるのは便利です。これまでもiPhoneを使用していたのでそのあたりは元々享受していた便利さですが、そこに14mmの超広角から65mmの中望遠のレンズが備わり夜景にも強く、最新のコンピューティングフォトグラフィを楽しめるのは日常がちょっとだけ楽しくなります。
元より、散歩する際に持ち歩くカメラとしてα7IIIは少々重く、歩く際に負担になると考えていたところ、これまで使用していたiPhoneよりも格段に性能の上がったiPhone12ProMAXを本格的にコンデジとして運用していこうと考えた際に、ひとつ問題を感じました。それは、多くの人がパッと見て感じることだと思いますがこのカメラ(電話ですが)、レンズ部分のむき出し感が強く危険です。ポケットや鞄から取り出す際などのちょっとした拍子に指でレンズを触ってしまい、指紋が付着して拭き取るはめになりそうです。僕は元々スマートフォンは裸で使用するのが一番良いと考えており、ケースの類はここ何年も使用していなかったのですが、今回は早速amazonで探すことにしました。ケースを使用する目的が明確なので、レンズカバーを備えているものに限定して探しましたが、端末自体が発売された直後という事もあり、思っていたよりも種類がありませんでした。というかほとんどない。
僕が購入したのは上記商品ですが、今は他にもいくつかあるようです。
僕が購入したケースは高級感はありませんが、タフなイメージの外観は気に入っています。レンズカバーのスライドについて、パーツのサイズがきっちりしすぎているのか開閉時に少々固く、結構力を入れなければ動かないぐらいでした。スライド部分に蝋燭を塗ってみたりしましたがそれが功を奏したのか、単に何度も開閉を繰り返した為かはわかりませんが、最近は大分スムーズに開閉できるようになってきて快適に使えています。
標準のカメラアプリではノイズリダクションが強くて、所謂「塗り絵」の様になってしまったり、シャープネスが強すぎたりと、色々と問題を感じる場合もあるかと思いますが、サードパーティー製カメラアプリを利用する事でこれらの問題を解決したり、RAWで撮影してそのままLightroomで現像するといった事もできてしまいます。これがこのカメラ(電話ですが)の最大の長所とも言えるかもしれません。次回はそのあたりを掘り下げて書きたいと思います。
LM-EA7のトラブル
こんにちは。
念願のフルサイズセンサー搭載ミラーレス一眼カメラであるα7III(ILCE-7M3)を購入して以来、TECHART(テックアート)のLM-EA7というマウントアダプターを使ってオールドレンズでの撮影を楽しんでいます。
少し前の事ですが、そのLM-EA7が突然動かなくなりました。よく「ピクリとも動かない」という表現が使われますが、この時の様子は「ピクリとしか動かない」そんな感じでした。
LM-EA7を装着した状態でカメラの電源を入れると「ピクッ」と動き、電源を切ると再び「ピクッ」と動きます。それ以外は何をどうしても一切動きません。
もちろんレンズのピントリングを回せばMF操作は可能ですが、どうやらLM-EA7の繰り出しが中途半端な位置で固定されてしまっているようで、目一杯回しても無限遠にすることはできません。
レンズをマニュアル操作した場合にフォーカスエリア内でピントがあった場合はピント位置に緑の枠は表示されます。
幸いな事に保証期間が残っていたため、すぐに購入した店に連絡して持ち込み、メーカーに修理に出してもらいました。
数日後連絡をもらい、なんと新品交換していただけるとのこと。保証期間は最初に購入した時の保証期日までとなりますが・・・との事でしたが、とにかくふたたび手元のMマウントレンズをAFで使えるなら万々歳です。
その後、郵送されてきた新しい個体はもちろん問題なく動作し、以前と変わらぬ活躍をしてくれております。
さて、気になるのは故障した原因ですが、いくつか考えられます。ひとつは自然故障。モーターやギアなど部品のの耐久性を超えてしまった。もしくは部品に不具合のあるものが含まれていた可能性。
そしてもうひとつは、僕の使用状況による人為的な故障である可能性があります。というのも、若干心当たりがありました。
・自転車で移動する際にカメラのストラップを首にかけていた事があり、その際にステムにレンズが「コツ」っと軽く当たる事が何度かありました。
首からブラブラとぶら下がったカメラに付いたレンズがNOKTON classic 40mm F1.4 S.C.であれば、ステムとの距離は十分に確保されているのですが、金属製のレンズフードを装着したSuper Takumar55mmF1.8の場合やや長すぎた様で、自転車を停止させた時に慣性の法則に従ってスウィングした際に軽くステムにぶつかる事が何度かありました。ちょっとぶつかるぐらい大きな問題ではないと思いますが、それはカメラの電源をオフにして、LM-EA7の伸縮部分が引っ込んで固定された状態であればです。電源を切らずにいた場合、最後にフォーカスを合わせた状態、つまり伸縮部分が微妙に繰り出された状態になっている為、そこに衝撃を加えた場合はLM-EA7のモーターやギアに負荷がかかり、それが故障の原因となった可能性が考えられます。
・何本かのレンズを持って撮影目的で出かける際にはカメラバッグにカメラを入れて歩きます。しかし、カメラを持って出勤する時などはきちんとしたカメラバッグを使わずに、インナーボックスを仕込んだトートバッグで出かけたりします。その場合カメラに少なからず負荷がかかる場合がありますが、この時もカメラの電源を消し忘れていた場合、LM-EA7に負荷をかけてしまっていた可能性もあり得ます。
というわけで、ソニーのフルサイズミラーレスカメラで(高額だが)名玉の多いライカMマウントレンズを、さらにマウントアダプターをかませばM42マウントなどの他マウントのMFレンズまでもオートフォーカスで使える便利なマウントアダプターLM-EA7 は、万が一の故障の際にもしっかりとケアしてもらえる、安心して使える道具でした。所有するオールドレンズ を最新のミラーレスカメラで楽しみたい方にはお薦めできる道具です!
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: エレクトロニクス
α7IIIとLM-EA7で動物瞳AFのテスト撮影
桜の季節も終わり、何を撮りましょうか、これからの季節。
九品山浄真寺で近所の人たちに可愛がられる猫ちゃんでテスト撮影 Summicron 90mm/f2
本日4月11日、α7III(ILCE-7M3) 本体ソフトウェアアップデート Ver. 3.00の配布が始まりました。
巷で話題になっていた大型アップデート、内容は以下の通りです。
1.リアルタイム瞳AFの動物対応
2.リアルタイム瞳AFがシャッターボタン半押しやAF-ONボタンに対応
3.インターバル撮影機能の追加
4.ワイヤレスリモートコマンダーRMT-P1BT[別売]に対応
5.操作性改善
カスタムキーに割り当てできる機能に”MENU”を追加
FnボタンによるMENUタブの操作
6.その他の動作安定性向上
盛りだくさんな内容となっていますが、中でも話題になっていたのはα7&9シリーズのお家芸とも言える「瞳AF」の強化ですよね。
なんといっても動物に対して瞳AFが使えるようになりました!
ただし、人物と動物の瞳を同時に検出することはできません。例えば、動物の撮影している時に人間を撮影することになった時は、メニュー操作で対象を動物から人間に切り替える必要があります。
また、動物の種類や数、動きによっては瞳を検出できない場合があるそうです。
さっそくアップデーターをダウンロードしてアップデート開始。手順は以下の通り。
1.SONYのサイトからアップデートファイルをダウンロードします。
2.ダウンロードしたファイルを起動。指示通りにPCとカメラ本体とをUSBケーブルでつなぐと、ファームウェアのアップデートが開始されます。
待つこと数分で出来上がり。
上手くいけば、ファームウェアのバージョンが3.00になっているはずです。
・・・と、ここまでは多くの人が語っていると思うのですが、SONYのミラーレスカメラにLeicaのMマウントレンズを付けてオートフォーカスでの撮影を可能にするTECHART社の「LM-EA7」を使用しての撮影で、動物AFが可能か否か。気になっている方も少なくないのではないでしょうか?
結論を言いますと、可能です!
今回掲載した写真は、全てα7IIIにLM-EA7を介してSummicron50mmもしくは90mmを付けて撮影したものです。
こちらも九品山浄真寺の猫ちゃん Summicron 90mm/f2
ちゃんと猫ちゃんの瞳にピントが追従して撮影することができました。結果、見ての通りバッチリ目にピントが合った写真が撮れました!
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2018/03/23
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TECHART(テックアート) LM-EA7 ライカMマウントレンズ - ソニーα.Eマウント電子アダプター
- 出版社/メーカー: テックハート(TECHART)
- メディア: Camera
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ライカ Leica ズミクロン SUMMICRON-M 90mm F2 E55
- 出版社/メーカー: ライカ
- メディア: エレクトロニクス
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Leica 50?mm f / 2.0手動フォーカスレンズ(11826?) Summicron M
- 出版社/メーカー: Leica
- メディア: エレクトロニクス
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いつのまにかロックオンに対応していた話
こんにちは。
α7III(ILCE-7M3)で写真を楽しんでいます。
純正のFEマウントレンズは1本しか所有していないため、主に手持ちのMマウントレンズなどを付けています。
使用しているマウントアダプターはMマウントレンズをAFで使用することが可能となるこちらのアダプターです。
TECHART(テックアート) LM-EA7 ライカMマウントレンズ - ソニーα.Eマウント電子アダプター
9月のポストで購入した事を報告していたので、かれこれ半年ほど使用しています。その間に実家を漁って発見されたSuperTakumar55mmF1.8を使用するため、m42のレンズをMマウントに接続するためのマウントアダプターを購入してマウントアダプターを重ねて使用することに挑戦してみたりしました。
ちなみにこのm42→Mマウントのアダプターは、ものによってはLM-EA7に干渉して使えないなどという情報もあったため慎重に選びました。
さらにヤシコンのツァイスレンズなど他のm42マウントレンズや、デッケルマウントやペトリのレンズなどのオールドレンズに興味を抱き、本やネットや店頭で色々と物色する日々を送っています。
閑話旧題。
SONYのカメラを使用している人のは皆ご存知だとは思いますが、ソニーは自社製カメラ用のスマートフォンアプリとして「Play Memories Mobile」というアプリをリリースしています。
このアプリの主な機能としては、カメラで撮影した写真をWi-Fi経由でスマートフォンに転送したり、リモート撮影機能を利用してレリーズ代わりに使用したり、スマートフォンのGPSデーターを写真に埋め込んだりと、主に撮影や撮影した写真の管理に関わるものが多いのだけど、お知らせ機能も備えています。
お知らせの内容としては、フォトコンテストの告知などが多いのだけど、たまにカメラのファームウェアのアップデート情報など、重要な情報についてアナウンスされる事があります。
α7IIIのファームウェアアップデートがあるとお知らせが届いたので確認すると、どうやら12月からアナウンスされていたみたい。
サイトに飛んでアップデート内容を確認すると、一つ前のアップデートもしていなかったらしい。
・・・遡り、昨年の10月10日にリリースされたVer.2.00の変更点に目を通していると、気になる項目を発見。
・LA-EA3装着時にすべてのフォーカスエリアに対応選択可能なフォーカスエリアとして[ゾーン]・[拡張フレキシブルスポット]・[ロックオンAF] を追加します。
最初は「LA-EA3」を「LM-EA7」と勘違いして軽く心踊ったのだが、落ち着いて考えてみればSONYがサードパーティ製のマウントアダプターのためにファームウェア対応などするワケがない・・・と思っていました。ファームウェアを更新するまでは。
PCでファームウェアをダウンロードしてファイルを起動。USBケーブルでPCとカメラを繋いでファームウェアのアップデートを開始。待つ事数分で完了です。
手元のα7IIIには既にSUPER TAKUMAR 55mm F1.8が付けられたLM-EA7が装着済み。電源を入れてフォーカスエリアを選択しようとすると・・・
ロックオンが選択できます!
純正のマウントアダプターに対応したことでサードパーティ製マウントアダプターまで機能が解放されるなんて事があるのでしょうか!?
過去のポストでも書いた通りですが、
kuro-inu.hatenablog.com
ロックオンが使えない点は軽くショックだったので、これが解消されたのはとても嬉しい。手持ちの非純正レンズ達が更に活躍できそうです。
ILCE-7M3 SUPER TAKUMAR 55mm F1.8
ロックオンで猫撮りが捗るかも?
α7III(ILCE-7M3)を使っている方でLeicaやM42マウントなどのオールドレンズを愉しんでいる方は、オールドレンズをAFで愉しめるマウントアダプターLM-EA7を買わない理由がひとつ減りましたね(^^)
α7IIIでライカMマウントレンズをAFで使えるマウントアダプター TECHART LM-EA7
こんにちは。
ついに購入してしまいました。表題のモノです。LM-EA7です。
すでに使っている方も多いと思いますが、僕のように気になっているが踏み切れず、誰かに背中を押されるのを待っている人も多いのではないでしょうか。
巷にはレビュー記事やブログで紹介されている方も多いのですが、僕が見た感じではα7II系でのレビューが多く思えました。
この製品の発売時期がα7IIの時代だったためだと思われますが、α7IIIでちゃんと動くのか。α7II系に比べてAF性能が向上したα7IIIでの使用感がどれほどのものなのか。など、気になる方は少なからずいるのではないかと思っています。
僕がまず躊躇したのは、この製品、現時点(2018年夏)でも公式にα7IIIに対応していると謳われていないんですよね。
α7IIIは、その発売以来常に売れ続けている人気機種のはずですが、ケース類もあまりないし、ムック本もでていない。このクラスのカメラを買う人はムック本など買わないという出版社の判断なのでしょうか?
話を戻しますと、このLM-EA7のα7III対応については、ご安心ください。ちゃんと動作しています。
僕はこのα7IIIが初めてのSONYのミラーレス機なのでα7II系のものと比較することはできないのですが、いくつかの制約はあるものの、ちゃんとAFで撮影できます。しかも思っていたより快適です。
僕の場合「よし買うぞ」と決めたらスグに手元になければ落ち着かない性質なので、昼休みに会社近くのビックカメラに行きました。しかし、この日は品切れ。以前は在庫があったのですが、入荷してこないそうです。
「手に入らないと欲しくなるの法則」に従って僕の物欲は加速。会社を定時で飛び出し、新宿のマップカメラに向かいました。もちろん事前に電話で在庫を確認、取り置きしておいてもらいました。
上記写真を撮影していて気づいたのですが「TECHART」のロゴが印刷されている箇所が、ちょうど真上になっていない。これはみんなそうなのか、僕が入手した個体がエラー品なのか・・・
カメラに装着してまず感じたのは、このアダプターを手にした多くの方々同様と思われますが、モーターが格納されている部分の出っ張りが邪魔です。平らな面にカメラを置く事が出来ません。これについては、アダプターを購入する前から対策は決めていました。
その対策方法は「下駄を履かせて高さを揃える」です。
αユーザーの方々はご存知だと思いますが、グリップを握った際に小指が余るという問題を解決するために、クイックリリースプレートを装着する方法が、ユーザーの間で広く知られています。
僕は手が小さいほうなので小指余りはあまり気になってなかったのですが、クイックリリースプレートを装着することの別の利点に気づきました。カメラの底を高くすることでLM-EA7の出っ張りを相殺して、カメラ底面を平らにできるのです。
アマゾンで検索してみると、α7IIIに対応した(というかα9対応の)アルカスイス互換クイックリリースプレートが何種類か売られています。
僕の場合、クイックリリースプレート本来の三脚に装着するという機能は気にしておらず、底面保護できればよいので、最も安価なものを注文しました。
商品が届いてカメラに装着してすぐに、ひとつの問題に気づきました。プレートをカメラに固定する際に付属のネジでとめるのですが、このネジの頭の厚みが少々厚すぎて、プレートをカメラに固定した際に底面から少し飛び出ていました。そのためカメラを平らな床などに置く際、ネジの部分が浮いてしまい安定して置くことができないのです。
この点については、レビューに記載されていました。よく読まなかった僕が迂闊でした。
しかし、この問題の解決策はすぐに思いつきました。ネジを頭の薄いものに変更すれば良いだろうと。
そんなネジ存在するのだろうか・・・アマゾンで検索したところ、ネジの頭の厚みが最も薄いものがこちらでした。
Dovewill 高品質 1/4インチ 金属 三脚ネジ スクリュー
- メディア: エレクトロニクス
安価なものなので、あまり悩まずに購入して、ダメだったらまた考えれば良いかなと即注文。海外からの発送なので時間がかかりましたが数日で到着。早速プレートに付属していたネジと交換しました。
このネジ、指で回すための機能として頭に環状の針金がついています。
プレートのネジ穴は、周囲にあまり余裕のない位置にあいているため、装着する際にこの輪が邪魔でネジを最後まで回せません。仕方ないので一旦ネジを抜き、この輪をペンチで取り除きました。
もともと頻繁に着け外しするつもりはなかったので、想定していた使い方としては全く支障がありません。きれいに装着できました。
LM-EA7とクイックリリースプレートとそれを固定するネジの高さがほぼ同じになり、安定した装着状態を得ることができました。このプレートの購入を検討されている方は、同時にこちらのネジのご購入をおススメします。
さて、LM-EA7を使用していて気になった点をいくつか挙げます。
・ロックオンが使えない
→これは少し意外でした。そして困る。なぜ意外かというと、顔認識AFはちゃんとロックオン状態になるんですよね。普通にコンティニュアスでロックオンさせるだけなので、顔認識ができるなら当然できるだろうと思っていたので拍子抜けです。
この点については、とある方がブログ記事でロックオンできたと書かれていたので、もしかしたら僕がやり方を知らないだけかもしれません。
・SUMMARON35mmF3.5が使えない
→これは個人的には大ショックです。なにしろお気に入りのレンズなので。使えない理由は物理的な問題で、フォーカスレバーがアダプターのモーター格納部分に干渉します。レバーを中途半端な位置にして装着することはできるのですが、装着できても無限遠まで回せないので意味がありません。
同じズマロンの他のタイプや、エルマーなど、近い雰囲気の別のレンズ導入を検討するかとも思いますが、当面ズマロンはこれまで通りマニュアル撮影を楽しむことになりそうです。
以下、作例として何枚か置きます。
ストリートスナップも捗ります
僕はこれまで「AFなんてアテにならないのでMFの方がいいに決まってる」とか「純正レンズに比べて精度もスピードも劣るのだから使い物にならない」なんて自分に言い聞かせるようにしてきました。
しかし、この便利なマウントアダプターを使ってみれば、それらは所謂「酸っぱい葡萄」だったのだと言わざるを得ない、それぐらい良いものだと感じました。
マウントアダプターひとつに4万円超は少々お高く感じますが、AFレンズを何本か手に入れたのと同等の幸福をもたらしてくれた様に感じています。
まだ使い始めて間もないため、使っているうちに不満も出てくるかもしれませんが、そのあたりのレポートは今後このブログで書いていけたらと思っています。
ではまた。
α7IIIにビゾフレックス
こんにちは。
毎日暑くて連休なのに外出もままならず、撮影どころではありません。
そんな中、昨日実家に行った際に、父親の遺したカメラ関連を眺めていると、このある種狂気を感じるアイテムに目が向きました。
ビゾフレックスです。このビゾフレックスですが、初めて手に取ったというわけでもなく、その機能や構造は大体把握していたのですがα7IIIに付けてみたことはなかったなと思いました。ちょっと見てみると清掃する必要もありそうなので持ち帰り、清掃をしてαに付けてみました。
最初にファインダーを覗くと何も見えず「おや?」と思いましたが、ミラーアップしていませんでした。(お約束)
ビゾフレックスはレンジファインダーのLeicaに取り付けて一眼レフ化する魔改造的なアイテムです。レンジファインダーの弱点として、望遠や近接撮影になるとファインダー像がカバーしきれない事を解消するためのオプションなのですが、ものすごい強引ですね(^^;)
ビゾフレックスからはアームが伸びていて、その先はカメラのシャッターボタンの位置に重なるようにできています。このアームの先端を押すことで、ミラーアップしながら本体のシャッターボタンを押すという仕組みです。この機構はもちろんαに付ける際には全てが邪魔になります。アームはシャッターボタンとファインダーの拡大機能を割り当てたカスタムボタンの間を指が行き来する事を邪魔するし、ビゾフレックスをカメラのマウントに付け外しする際に使用するツマミ(写真向かって左下の赤いポッチのあたり)は、グリップを握るたびに中指の爪を削ります。
ビゾフレックスに付いているレンズは Elmar 65mm F3.5です。少し調べてみると、熱狂的なファンもいらっしゃる程有名なレンズのようですね。強引にビゾフレックスを付けて使用している方もいらっしゃいますが、専用のマウントアダプターも売られています。このまま使うのは少々扱いづらいのでAmazonでマウントアダプターを検索したところ、見つかったのはこれ。
ベラボーにお高いです・・・仕方なく「ビゾフレックスごと付けて使うしかないかな」と思っていたのが昨晩のこと。そして、その後も中古品などないかWebであちこち見ていて、今朝、再度Amazonで検索してみたところ、昨晩は無かった商品が見つかりました。
昨晩は「ビゾフレックス」しか検索していなかったのか「visoflex」で検索したら引っかかったようです。この価格の差、とてもお得に見えてまんまとポチりました(^^;)
撮ってみた絵はズマロンに近いように感じます。コントラストが浅めで階調が豊か。優しい感じに撮れます。
マクロレンズなんですよね。レンジファインダーではパララックスによって撮影が難しかったため、マクロ用途もビゾフレックスに課せられた使命だったのでしょうね。
時代的にはモノクロ用に作られたレンズなのでしょうか。豊かな階調はマッチしているように思います。
今日は夕方気温が下がってきた頃に、このビゾフレックスを装着したα7IIIを手に近所を一周してきました。それでもとても暑い・・・今回はとにかく明るいうちに試写と思っていたので、マウントアダプターが届いたらもっと遠くに持ち出して色々撮ってみたいです。
α7IIIで撮る夜の街
こんにちは。
α7IIIを使い始めて3ヶ月ほどになります。
相変わらず楽しく使っています。どれくらい楽しいかというと、ほとんど毎日バッグに忍ばせて仕事の行き帰りに撮影するぐらい楽しいです。ほとんど病気ですね。
さて、僕は所謂会社員なので毎日自宅と会社を往復します。帰宅のために会社を出るのが早くて19時台。大概の場合、外は真っ暗です。
幸いな事に僕の職場があるのは日本国内で有数の繁華街であるため、照明が多く夜でもそこそこ明るい場所が多い。多くの人や車がいる。被写体としても撮影場所としても利用できる高い建造物がたくさんある。など、撮影を楽しめる要素が整っています。
これまで僕が使っていたマイクロフォーサーズ機ですと、F1.7のレンズなどを使う事でかろうじて楽しめた感じでした。マイクロフォーサーズの特性として同じF値でも実際の被写界深度が深くなるため、画像が破綻するギリギリの線かなと思っているISO1600ぐらいまで感度を上げる事でなんとか楽しめました。
ところが、α7IIIの高感度耐性の高さはとんでもなく、ISO16000でもそれなりに撮れてしまいます!
オールドレンズを使っての撮影では、フィルム時代どころか、10年前には想像出来ない使い方ができるようになっていると思います。
この幸福な環境を思う存分享受したいと思います。